codechrysalis’s blog

東京を拠点にした12週間の短期集中型ソフトウェアエンジニア養成学校です。

『教育者でもあり開発者!? CodeChrysalisのEducational Software Engineers』

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今回はCode ChrysalisのEducational Software EngineerであるFelix と Melvin にお話を伺いました。
なんと彼らはCode Chrysalisの講師としてだけではなく、エンジニアとして自社のシステム開発も行なっているとのこと。そんな2人にCode Chrysalisでどのような仕事をしているのか伺ってみました。


Taku: 英語でインタビューするのは初めてなので緊張しています。

Felix: じゃあ日本語でもいいですよ!
   (日本語のレッスンを週3回受講中)

Melvin: いや日本語話せないわ(笑)
   (Melvinは4ヶ国語話せます。)

ーーー そんな茶番は置いといて、本題に入ります。


Taku: 2人はどんな仕事を担当してるんですか?

Felix: 私はEducational Software Engineerのリーダーを担当しています。役割はいくつかありますが例を挙げると、生徒に授業を届けること、生徒が各週ごとの期待されるテクニカルレベルに達しているか確認すること、私たちのカリキュラムがちゃんと進行しているか確認すること、そしてCode Chrysalisの生徒や講師陣が使用する学習システムのバックエンドを管理しています。

Melvin: 僕もいくつかの役割があります。1つ目はエンジニアとしてです。Felixやシステム開発を行なっている他の講師たちと一緒に開発を行なっています。2つ目は市場の動向を調査する役割。3つ目は講師、メンターとしてです。生徒に授業を届けることはもちろんのこと、生徒のプロジェクトやキャリアについての相談にのったりしています。


Taku: なぜCode Chrysalisで働こうと思ったんですか?

Felix: 私は最初日本で働きたいと考えており、日本で働ける仕事を探していました。そんな中、Senior educational software engineerを探しているCode Chrysalisを見つけました。実際に見つけたときの私の最初の反応は「私にはできない。私には重すぎる」でした。しかし、とりあえず話を聞くことにしました。KaniとYanの話を聞く中でCode Chrysalisの『日本のソフトウェアエンジニアリング業界を変える』というミッションにものすごく共感し、Code Chrysalisで働くことを決意しました。

Melvin: 私は自分の中で大きなキャリアチェンジをしようと仕事を探していました。最初はドイツで仕事を探していましたが、偶然Code Chrysalisに出会いました。Kaniとの会話でCode Chrysalisのミッションに共感したのはもちろんのこと、この仕事がエンジニアリングだけではなく、人とたくさん関われるという点が私にとって、とても興味深かったです。普通はエンジニアの仕事を担当すると、他の役割と比べて人と関わることが少なくなってしまいます。しかし今の仕事ではエンジニアの仕事と人と多く関われる仕事(メンターや講師など)を両立して行うことができます。このような仕事を担当できてとても嬉しく思います。


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講師の仕事について


Taku: Code Chrysalisでは何を教えていますか?

Felix: これはイベントなどでときどき聞かれる質問です。Code ChrysalisはJavaScriptを教えるブートキャンプだと思われていることが多いですが、それだけではありません。私たちは素晴らしいソフトウェアエンジニアを育てたいと考えています。そのため高い技術力を身につけてもらうだけではなく、そのほかにもどんな環境にも対応できる力やCode Chrysalisを卒業した後知らないことに直面したときに役立つオープンマインドを育むように教育しています。またプログラミングに関していうと、私たちはJavaScriptを用いプログラミングの本質を教えています。そのためimmersive courseの後半ではJavaScript以外の言語を用い、生徒に作品を制作してもらうプロジェクトがあるのですが、全く異なる言語であっても生徒たちはプロジェクトを完了させる力が身についています。

Melvin: 少し補足するとそのほかにも、例えばプレゼンテーションスキルだったり、ペアプログラミングなどで必要とされるコミュニケーションスキル、面接等で大切なインタビュースキル、immersive courseを通してとても重要となるフィードバックの与え方や聞き方など、ソフトスキルも重要視して教育しています。


エンジニアの仕事について


Taku: エンジニアの仕事についてはどのようなことをやっていますか?

Felix: 私たちはMonarchという学習管理システムを日々改良しています。MonarchはCode Chrysalisのスタッフや生徒たちが日々使うシステムです。現在はいくつかのアイディアを実装しています。1つはリポジトリーについてです。私たちはコーディング・ブートキャンプなのでたくさんのリポジトリーを利用します。そのためこれらのリポジトリーを管理しやすくするためのシステムを実装予定です。次にスケジュール管理についてです。講師やスタッフが1週間ごとのカリキュラムを変更できるようにし、また生徒側では誰が授業を行うのか、今週は何について学ぶのかを見やすくする予定です。次は生徒のプロフィール管理についてです。私たちは普段のテキスト上のやりとりはSlackを利用しています。たまに個人とやりとりしたい場合は#や@で名前を指定するのですが、その場合だとこれまでのメッセージがどこにあるのかわからなくなってしまいます。そのため今後はMonarchとSlackを統合して、Slack上の#や@での名前指定したやりとりをMonarch上のバックエンドで管理する予定です。また生徒の学習状況を記録することで生徒の得意、不得意を把握し生徒の個別に合わせたアドバイスをできるようにしています。また1番大きいのが自動テストシステムです。これは生徒が書いたコードに対して"このコードは改善の余地がある"といったフィードバックを行うシステムです。これによって生徒たちは自分の書いたコードに対して絶えずフィードバックを受け取ることができます。これまでは1期あたりの生徒数は7~12人程度でした。しかし今後は24人にまで拡大します。私たちはMonarchによってスムーズな業務運営を行うことができます。これからはMonarchはこれまで以上に私たちの業務に大いに役立つでしょう。

私たちは絶えず生徒からMonarchに対してのフィードバックを頂いて改良しています。またimmersive courseに応募するまでにクリアしなければならないコーディングテストのアプリケーションなども私たちが日々改良しています。


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最後に


Taku: 今の仕事で1番やりがいを感じることはなんですか?

Felix: 1番やりがいを感じる時は卒業した生徒にもう1度会ったときです。生徒たちは再び会ったときに彼らの経験や今何をしているのかを楽しそうに話してくれます。また卒業した生徒たちはCode Chrysalisのイベントに登壇してくれたりやFoundationsクラスの講師をしてくれたり、他の誰かを成長させるためにわざわざ戻ってきて力を貸してくれます。その姿を見るととても誇らしく思います。

Melvin: 私は特に生徒がキャリアに向かって努力している姿を見るときにやりがいを感じます。例えばDemodayや他のmeetupイベントで生徒たちはパブリックスピーカーとして、何十人もの前で話します。これまではシャイな性格だったのに関わらず、外向的に自信を持って話す生徒の姿を見ると、とてもやりがいを感じます。


Taku: Code Chrysalisを検討している方に向けてメッセージをお願いします。

Felix: immersive courseに参加することはたくさんのことを犠牲にします。3ヶ月という時間、お金、もし仕事をしている場合は仕事も辞めなければいけません。しかしこれは長期的に見れば犠牲ではなくて、投資です。immersive courseに参加する生徒は本気で人生を変えたいと思っていて、彼らのやる気は私たち講師陣をも鼓舞します。そのような環境で学ぶことができるのも魅力の1つです。ただCode Chrysalisはブートキャンプなので参加することは怖い事かもしれません。何度も壁に直面します。しかしこれを乗り越えると自分自身を大きく成長させることができると確信してます。無料のイベントなどもたくさんやっているのでまずはCode Chrysalisに是非足を運んでみてください。


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ーーー お2人ともありがとうございました。

Code Chrysalisでは主に講師としてのイメージが強いお2人ですが、エンジニアとしても自社の問題に取り組んでいるんですね!



Code Chrysalisは東京を拠点にした12週間の短期集中型ソフトウェアエンジニア養成学校です。ソフトウェアエンジニアになるための12週間特別集中コースはこちらプログラミング初心者向けの講座もありますので、ぜひ見てみてください。


Written by Taku(@TakuLearning)