プログラミングスクールの提供する英語教育『English for Engineers』とは?
今回は、CodeChrysalisで『English for Engineers』というエンジニア向けの英語コースのカリキュラム開発、指導を担当しているHeather Dobbinさんにお話を聞きました。
『English for Engineers』は世界に通用するコミュニケーション力に焦点を当てたエンジニア向けの英語コースです。(↓ 興味がある方はこちらから)
今回は、このコースができた経緯や魅力、さらに英語学習において重要なことについて探っていきたいと思います。
Heather Dobbin
なぜ Code Chrysalis が English for Engineers を始めようと思ったんですか?
(経緯や目的など)
CodeChrysalisは、『日本のエンジニアリングリーダーを育てる』というミッションを持っています。実際にそのようなリーダーとして活躍するには、技術力に加えて英語力とコミュニケーション能力が必要だと考えています。なぜかというと、日本の企業であってもグローバルなチームで成り立っているし、その中で成功するにはやはり英語力とコミュニケーション能力が必要不可欠だからです。なので、このコースでは英語力はもちろんのこと、どのようにしてエンジニアやエンジニアと関わる人のコミュニケーションスキルを上げるかに焦点を当てています。
それともう一つ、CodeChrysalisは『グローバルで戦えるエンジニアを育てたい』という思いがあります。日本には優秀なエンジニアはたくさんいます。しかし、英語で情報を発信したりオープンソースにコミットしたりできないと彼らの声は世界に届きません。
IT業界ではスピードが大事です。そういう中で誰かが本を訳したり、チュートリアルを作るのを待っていると他の国と大きな差ができてしまいます。私たちはプログラミングスクールですが、集中して効率よく指導し、エンジニアが英語で自信持って行動できるように背中を押したい。そのような思いでこのコース作りました。
どういう生徒を対象にしてますか?
エンジニアだけでなく、エンジニアではない方でも参加可能です。
例えば、現在クラスではエンジニアの他にも、エンジニアとコミュニケーションを取る必要があるマネージャーなどもいます。
このクラスでは、英語でエンジニアが必要とするコミュニケーションを学ぶので、英語力をある程度必要とします。そのため、最初にコースに参加するためのインタビューを行います。そこで、受講希望者の英語力を確認します。もし英語力が足りなかったとしても、私たちはどう英語力を伸ばせば良いか適切なアドバイスします。インタビューは何度でも受けることができるので、是非挑戦してください。
English for Engineers は他の英会話スクールとどのように違いますか?
リアルな状況で英語を学びます。
ほとんどの英会話スクールは、教科書を使い、生徒に合わせた教材のレベルで学習を進めます。これは確かに良い方法ではありますが、私はそのようには行いません。最初に生徒それぞれの英語力を確認した後、このコースでは生徒自身が生活する際に直面するリアルな状況で英語を学びます。この状況は、とてもチャレンジングで効果的です。
英会話スクールでは、例えばピザの注文方法など役立つ表現を先生の声に続けて練習します。しかし、実際店員は異なる方法で注文を聞くかもしれないし、予測不可能な状況が訪れるかもしれません。人は原稿に従いません。そのためリアルな英語、リアルな状況に慣れることが最も効果的だと考えます。
生徒自身に価値あるフィードバックをします。
時には、生徒にとっては聞き難いフィードバックをすることもあります(笑)
英会話の先生は、普通はこのようなフィードバックをしません。
なぜなら英会話の先生は、生徒に長い期間通ってもらうことを望んでいるからです。
しかし、このコースはたった3週間です。私たちは、生徒が長い期間このコースで学ぶことを望んでいません。私たちは、限られた時間できる限り、生徒自身を成長させるように、価値のあるフィードバックを提供します。
English for Engineersではどのような教育を行なっていますか?
大きな目標は、生徒自身に自信をつけることです。これは、このコースだけではなく、CodeChrysalisが提供している全てのコースが目標としていることです。
どのように生徒自身に自信をつけさせるかというと、生徒自身を慣れない環境置き、その環境に慣れさせることです。もちろんただ慣れない環境に放り込むのではなく、適切なフィードバックをし、全力でサポートします。
このコースを受講後の生徒さんの様子はどうですか??
このような嬉しい話がありました。
ある生徒が面接官に「この課題をこの日にちまでにやってください。」と言われました。以前のままだったら、必死に徹夜してその課題に取り組んでいた。でもそこで勇気を出して、「いま少し忙しいのでお時間頂けませんか?」と聞くことができた。このコースを受けていなかったら、そこで質問する自信がなかった。でもこのような質問であっても勇気を出して言えるようになった。これはその生徒にとって大きな変化だと思います。
その他にもある生徒が有名な企業との面接日程を再調整した話や、少し背伸びして大企業の面接に挑戦した話など、『自分に自信を持てたことで、行動が変わった』という嬉しい声を頂いています。
エンジニアに必要なコミュニケーションスキルはどのようなものがありますか?
まず1つ目は自分の意見を主張することです。
他の人が話す機会をくれるまで待ってはいけません。もちろん失礼にならないように、他のメンバーに敬意を払ってください。
2つ目は明確に話すこと。
物語ではなく、簡潔に話すようにして下さい。
3つ目はわからなかったら必ず質問すること。
もしわからないことがあったなら、想定せずに必ず確認するようにして下さい。
4つ目は知識を共有すること。
知識を共有することでコミュニティーに参加して下さい。情報を消費するだけではなく、発信することが大事です。
何よりもコミュニケーションを楽しむことを意識してください。
英語を学ぶ上で重要なことはなんだと思いますか?
まずは挑戦すること、話すことです。もしあなたが自分の英語に自信がないとしても、まずは自分の考えを表現してください。もし英語を勉強しているとしてもアウトプットをしなければ、決して上達することはありません。もし英語が完璧になるまでで待っていたら、いつまでたっても話せるようになりません。言語に完璧ということはないですし、どんなレベルであってもミスは起こります。間違えることを恐れず挑戦してください。
そして英語に毎日触れてください。
英語のレッスンを毎日受ける必要はありません。
TedTalkを聞く、Youtubeを見る、お風呂場で1人で英語を話す、英語で友達と話す。なんでも大丈夫です。決して英語を勉強する時間がなかったと言わないようにしてください。5分でも10分でも十分です。英語と自分の生活とのつながりを持ってください。
CodeChrysalisは六本木にあるブートキャンプ型プログラミングスクールです。
その他にもプログラミングや英会話に役立つイベントを行なっています。